私がリーガル(REGAL 812R)を買うまで

革靴・靴磨き

※本記事は以前noteで書いた内容をリライトしています※

「その靴、めっちゃぴかぴかじゃん」 そう言われることは私にとって快感です。

今でこそ自社や他社で靴磨きをおこなうほど靴磨きにどっぷり漬かっている私ですが、本格的に勉強し始めたのは社会人になってからです。

それまではというと、大学時代に革靴や革小物の販売員のアルバイトをしていました。今回は、よく聞かれる私と革靴との出会いについてまとめてみました。

私を革靴好きにした「罪深い」靴、それはリーガルの一足でした。

きっかけ:リーガル(REGAL)との出会い

私は高校3年生から大学3年生まで、大手スーパーの服飾売り場に勤めていました。

そこでアルバイトを始めた理由は、時給が良かったとか、場所が近かったとか、怪我しない仕事が良かったとかそんなもので、今ほど革靴に対する興味はありませんでした。

ただ、そこで出会った上司の一言で革靴の世界に入門しました。

店で扱う商品はひと通り試してみろ。そうじゃないとお客さんに勧められないだろう。

私の職場では、リーガルという老舗の革靴メーカーが大量に展開されており、アウトレット品がワゴンに2万円くらいで出されていました。

そこに割引札や家族が持っていた社割クーポンが適用されるため、大学生の自分でも頑張れば買える価格になっていました。

最初は、販売業として、何となく必要になって買って試したわけです。

感想①:丈夫な革靴、予想以上に経年変化をする

大学1年生の終わりごろ買ったのが、このパンチ穴のついた外羽根のUチップです。

学生時代はケアにそこまで気を遣っていなかったため、シューツリーをとりあえず入れるくらいでした。当時は「色抜けも味」と割り切っていました(呆)。

就活の頃を除いて、ほぼずっと履いていました。皺が育っていく感じが心地よく、また足に徐々にフィットしていくのが快感でしたね。

この頃から革を育てる、という感覚を身をもって知りました。また、毎年スニーカーを駄目にしては買っていた自分としては、一つの靴が長持ちするという魅力も感じていました。

ちなみに、社会人になってからプロの靴磨き職人さん渡辺さんが経営する「shoeshine Chum’s Bar(シューシャイン チャムズバー)」に連れて行き、手入れについて教えてもらいました。

それから、茶色ではなくマホガニーのクリームを入れるようにして、より一層渋みが増していきました。革のエイジングは本当に美しいです(恍惚)。

感想②:学生時代の私にとって手の届く贅沢だった

今さらですが、リーガルは本当にレパートリーが多い革靴メーカーです。

私はその魅力に取りつかれ、就活用のストレートチップを買い、ジーパンに合わせるためのサドルシューズを買い、白パンに合わせるためのシボ革ローファーを買い、どんどんリーガルに足を通しました。

店に無いものを、ヤフオクで購入したこともありましたね。

当時の自分としては2~3万は割と大金だったのですが、ぎりぎり届く贅沢、たまの贅沢、頑張って切り詰めながら買っていました。

反省:今振り返ると、少し盲目だった

上司の勧めで買った革靴がたまたまリーガルで、そこから革靴好きに目覚めた私。

リーガルが日本を代表する有数の革靴メーカーであり、大変歴史もあり、扱う靴のバラエティも豊富で、今もたくさんの人の足元を支えている素晴らしい会社であることは間違えありません。もちろん私もリーガルが大好きで、現役のユーザーです。

ただ学生時代4,5足買ってみて今さらながらに思ったのは、少し盲目気味だったということです。

当時足の計測もしっかり行っていなかったり、他の革靴メーカーさんを調べていなかったりしたため、「リーガルこそ私にとって至高のメーカーである」と思い込んでいました。

そのために買い過ぎたな、と思うこともあったし、足に合わないものを我慢して履いていた時期がありました(特にローファー)。

感想③:モノ選びの基準はリーガル(REGAL)から学んだ

今ではブランドに対する愛があるからこそ、今の自分のライフスタイルや自分の体格に合うものかをしっかり吟味したうえで、ちゃんと対価を払い、使い尽そうと思います。

そうして、辛い時も嬉しい時も、一緒に時間を過ごす相棒にしていこうと思うんです。

私に、モノへの愛着を学ばせてくれたリーガル。いくらか手放した種類もあるけれど、これからも私を色々なところに連れて行って欲しい。

詳細:サイズと履き心地

履き始めはピタっと掴まれているようなフィット感と硬さを感じました。

ただ5年も履いていると、さすがにコルクが沈み込み少し踵が遊びます。また羽根を思いっきり閉じると今度は甲が痛くなるため、フィット感はちょっと悪い。

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