無印良品の靴磨きセットを試してみた! 馬毛から豚毛ブラシ、クリームでお手入れ

ケア道具・革製品

こんにちは、革靴伝道師として活動しているこひ先生(@k_leather_lover)です!

「何か安価で、良い靴磨きセットない?」

この質問は、靴磨きする人ならよく聞かれると思います。私なりに答えを模索している途中です。

今回、無印良品に売られている靴磨き道具を一式買って試してみました。馬毛ブラシから豚毛ブラシ、汚れ拭きシート、靴クリームにシューキーパーなど、店舗で興味のあったものがあれば是非ご覧ください。

 

無印良品の靴磨き関連道具を全部買ってみた

靴磨き関連道具と価格一覧

今回試すのは下記です。どれも店舗で売っているものです。

  • ブナ材くつホコリ取りブラシ(馬毛ブラシ)、790円
  • ブナ材くつみがきブラシ(豚毛ブラシ)、490円
  • 携帯用靴みがきシート 12枚入、390円
  • レッドシダーシューキーパー 25-28cm、2490円
  • くつクリーム・クロス付き、490円

ワックス以外が揃って5000円以下なら比較的安いですね。特にシューキーパーが2500円以下は上手く入ればコストパフォーマンスが高そうです。

それでは試していきます。

■関連記事:
革靴の靴磨き道具セットを初心者と一緒に買ってお手入れしてみた!

 

ケアの方法、工程

まずはシューキーパーをセット

今回はパラブーツのシャンボード(7)で試していきます。

一見するとシューキーパーがかなりはみ出していますが、スプリングが強いため、押し込めば簡単に入ってしまいます。

ただ、シャンボードとの木型とはあまりフィットしてないようです。甲が少し浮いてしまい、かかと周辺は少し斜めにズレてしまいます。

一方で、手持ちのリーガルに入れた場合はしっかり入りました。ちょっとロングノーズな革靴だとフィットするのかもしれません。

馬毛ブラシでほこりを落とす

早速表面のほこりや汚れを落とします。ただ、こちらを見て頂きたいのですが、ちょっとブラシがデカい!

そもそも取っ手を持って磨くと力が入りづらいため、使いません。そうなるとかなり余ってしまいます。

メーカー的な使い方ではないのかもしれませんが、(取っ手は無視して)握り込んで磨きます。ほこりを落とす分には全く問題ありませんでした。

個人的には、これは服のほこり落としに利用しようと思います。

別に靴磨きにも使えますが、大きすぎて玄関の手入れ用の箱には入れられないからです。

古いクリームやシミを落とす

水、鏡面活性剤、カルナバワックス入りのシートを手に取ります。

シートの素材は汗拭きシートみたいですね。思ったよりもウェットです。力を入れ過ぎないように拭き上げます。

ヴァンプの部分の水気が見えますでしょうか? 両足拭いてもまだまだ水分が余りそう。

少し分かりづらいですが、手の平の方が少し茶色っぽくなっています。汚れはたしかに取れています。

クリーム(無色)を塗布していく

それではお待ちかねのクリームで、栄養を入れていきます。

小指の爪の半分くらいを取って、アッパーに塗布していきます。

「おお…」と驚きました。ちょっと粘度が高いんです。感覚的にはニベアより少しネチャっとしています。

部分部分にクリームを置いていったら、指ですりすり伸ばしていきます。特にシワには一層注意深く入れ込みます。

表面が曇りかかってきました。ここからブラッシングしていきます。

豚毛ブラシによるブラッシング

お待ちかねのブラッシングです。馬毛に比べて、こちらはコシの強い豚毛ブラシです。

さっきよりもはるかに握りやすくて安心しました。

ゴシゴシと、テンポよくブラッシングしていきます。3,4分で一足終わりました。ただ、とんでもないことに気が付きました。

うわあああ。毛足の短い豚毛がめちゃくちゃに散乱している!

新品なので仕方ないですが、思った以上に飛び散っています。これから購入する人は新聞紙など敷きましょう。

靴クリームに同梱されているシートで拭き上げる

ブラッシング後に仕上げの布磨きが大事です。クリームには1枚だけ布が入っているので、今回はそれを使います。

眼鏡拭きの2倍くらいの大きさ。早速指に巻いていきます。

うーん、捲きづらい(笑)。中途半端に縦にも横にも長いため、困りました。とにかく縛ってみました。

そこから、コバ以外のアッパー全体を拭き上げます。

お、ちゃんと汚れ取れましたね! 捲きづらさはあったものの、繊維は細かいため、古いクリームや塗り過ぎたクリームを除去できました。

 

まとめ

やってみて分かったことがあったので、まとめてみます。

  • ブナ材くつホコリ取りブラシ(馬毛ブラシ)は、靴磨きに使えるけどデカすぎる。他の用途でも良いのかも
  • ブナ材くつみがきブラシ(豚毛ブラシ)は、最初は抜け毛が気になるけど問題ない。若干他社よりも毛足が短く軽い感じがする
  • 携帯用靴みがきシートは、簡単な汚れ落としと艶だしには良いかも。両足拭いても水分が余るので革製品の鞄やベルトに一緒に使いたい
  • レッドシダーシューキーパー 25-28cmはサイズの幅が大きい分、作りも大味。スプリングでどうにか対応させている感じ。ただ、靴に入りさえすればコスパ良い
  • くつクリーム・クロス付きは、成分的に悪くないと思う。無難な無色なので使いまわしは効く

以上です。こちらを参考にどれか一個でも参考に購入してみたい人が現われていただければ幸いです。

今回レビューした商品(一部)

無印良品 レッドシダー シューキーパー 紳士用

新品価格
¥3,980から
(2019/2/11 22:41時点)

無印良品 携帯用靴みがきシート 12枚入

新品価格
¥693から
(2019/2/11 22:43時点)

タイトルとURLをコピーしました