11月も終わりに差し掛かり、そろそろ12月に突入ですね。私はこの時期になると「今年こんなことあった」と一年の歩みを振り返りたくなります。
新コロ禍で仕事の業務内容や働き方が変わり、プライベートでも結婚式や新婚旅行がキャンセルになるなど本当に色々あったのですが、今回は「今年買って良かったモノ」をひとつ整理してみました。
・・・
私は今年1月に革製品に定評のあるマザーハウスさんでお財布を新調しました。
それまで大学時代から4年間使っていた長財布と定期入れから、収納が多めの「小物入れ・小銭入れ」を財布として使うことに決めました。今回は見た目や使い心地、どう使っているかをまとめました。
私がマザーハウスで「アンティーク コインケース」を買った理由
ボロボロになった長財布と定期入れを交換したかったから
私は吉田カバンさんの「PORTER」を長年使い続けてきました。色味が好きで、お財布と定期入れの種類を揃えて学生時代にフル活用していました。
別に使い心地は悪くなかったのですが、酷使に次ぐ酷使でボロボロになってしまいました。まるで「蟹工船」の乗組員のようです。特に定期入れは3回ほどパンツに入れたまま洗濯してしまい、あられもない姿に……(私が馬鹿でした)。
なので、2020年になる直前に「まずは財布から気分転換だ!」と心に決めていました。
財布が要らなくなる生活が来ると、予想できたから
見た目がボロボロになっていたことに加え、「長財布をいちいち取り出す機会が、もっと減るのでは?」という仮説がありました。言うまでもなく、キャッシュレス化の波です。
新型コロナウイルスによる自粛が今年2、3月にありましたが、その前年末に行われていた「PayPayキャンペーン」などを見ていたら、「日本のキャッシュレス化は2020年中で圧倒的に進むだろう」と感じました。
要するに、スマートフォンにPayPayかLINE Payを入れておけば、そのうち対応可能になる店舗が増え、鞄から財布を取り出さず、ポケットからスマホ一つで決済できる世の中になるだろう、と。
だから、買う場合はコンパクトな「小物入れ」サイズにしようと決めていました。
どうせ持つなら鞄と同じ色味の商品に、揃えたかったから
これまで長財布、定期入れを手放す、最小化する理由を説明しました。では最後に、なぜマザーハウスというブランドに決めたのかを話します。
理由はシンプルに「毎日使っている鞄『アンティーク スクエアバッグ』と同じの財布がすぐ手に入るだろう」と思ったからです。そのため事前の調査はほとんどせず、なかった場合は同じニーズを満たせる他のブランドを探していたと思います。
結果、新宿店を訪れたときに、同じ色の「アンティーク」シリーズとして展開されていた小物入れを見つけ、即決してしまいました。
●関連記事:革靴に合う革鞄。マザーハウス(MOTHERHOUSE)のアンティークスクエアバッグパックが最高。
https://fullbrogue.jp/motherhouse_antique_square_backpack/
マザーハウス「アンティーク コインケース」の見た目と普段の使い方
https://shop.mother-house.jp/category/LADIES_COINCASE/MG51960.html
「善は急げ」と、今年1月に新宿店で購入した「アンティーク コインケース」。
色は上記の5色あり、私の持っている同シリーズの鞄と全色対応しているみたい。しっかり牛革でエイジングも楽しめます。
大きさは拳ひとつ分より少し小さく、ポケットにちょうどすっぽりと入ります。後述しますが、カードを4枚、小銭を2枚、薄型の機器を入れてもスマホ程度の厚さになります。
錆びたファスナー、くすんだ色味。重厚感漂う見た目
公式サイトを見ると、このファスナーの仕様は最近変わったみたいです。「MOTHER HOUSE」とブランドロゴが書かれた種類が比較的新しいものみたい。
ちょっと錆びた感じのするアンティーク感が渋くて素敵です。私はダークブラウンで、かつムラが目立たない個体でしたが、明るい色を選ぶともう少し手染めのようなムラ感が楽しめるはずです。
付属のポケットにも入る。「アンティーク スクエアバッグ」と合うのが個人的に嬉しいポイントです。
ジーパンのポケットや鞄の外ポケットにもスルっと入るコンパクトさ、収納性
最後に最も肝心な収納性について触れていきます。繰り返しになりますが、私は長財布と定期入れの役割を任せて、ジャリ銭が出そうな場合は基本的に全てLINE Payで対応しています。
何にも入ってない状態。表面がペコンっと凹んでいますね。
開けてみると、こんな感じ(内側のデザインも鞄と同様)。上下左右にカードを2~3枚ずつ入れるスペースがあり、真ん中が小銭入れになっています。
実寸大はこう。すっぽりカードも入りますよ。
私はパスモ1枚とクレカ2枚、免許証1枚の合計4枚、万一のため、お札2枚を普段入れています。それでも別に窮屈にならないです。
強いて問題点を挙げるなら、今はあまり行けないけど、飲み会の時です。私は予め9000円を持っていくことが多いですが、お札を9枚折り畳んで入れるとパンパンになってしまいます(笑)。
ギリギリ入ることには入るのですが、それが嫌なら進んで幹事になり、クレカで済ませよう……!
「アンティーク コインケース」と合わせて使いたい、工夫アイテム
LINE Pay(PayPay):キャッシュレス化の強い味方。スマホ画面一枚でOK
何と言っても大正義、スマホ決済の王様アプリです。自分の銀行口座と紐づけ、好きなタイミングでスマホ一つで入金しておき、そこからプリペイド方式で使用していきます。
直接的に「アンティーク コインケース」の解説とならず恐縮ですが、スマートに使いこなすために、そもそもジャリ銭を持たず、ポケットをパンパンにしない過ごし方こそ重要になります。
もしアプリ未対応のお店に行ってしまったら、クレカを使うのも手です。また、2000円くらいの現金を入れておけば、ある程度はしのげると半年過ごして分かりました。
余談ですが、LINE Payに切り替えるとポイントが手に入ることも嬉しいですが、現金に比べて、何に幾ら使ったのか記録を残しやすく間接的に経済的です。ぜひ「マネーフォワード」などと紐づけておきましょう。
Tile:スマホ、財布(コインケース)を無くした場合に、それぞれ呼び出せる
このツール、知っている人はいますかね……? 簡単に言うと、スマホアプリでお財布を呼び出せる機械です。
【お家でお財布無くす人必見】
「tile(タイル)」と言うモノ探しツール、ご存知の方いますか?🤔
私はお財布に入れてるのですが、なかなか良いですよ。妻はキーケースにぶら下げてます。
アプリと連携して、ボタンぽちっでアラームが鳴る簡単設計🤲
たまに珍しがられるので個人的に布教中です笑 pic.twitter.com/1jEzgznjsx
— こひ先生 @革靴伝道師 (@k_leather_lover) November 22, 2020
詳しくはTwitterでデモを撮影したので見てみて下さい。アプリを入れれば、周囲40メートル程度を探してくれます。
アプリの使用画面はこうなっています。Tileを複数持っている場合はスマホ一つで、それぞれ操作ができます。財布用、家の鍵用などと、使い分けができるということです。
このTile、面白いことに「スマホで財布を探す」だけでなく「財布でスマホを探す」こともできます。私の場合は財布を無くすことはあまりないですが、スマホをどこに置いたか分からなくなることはしばしば。そんなときに鳴らすと良いんですね。
色々タイプがありますが、財布や鍵に取り付けるようなら「Tile mate」という小型の商品で良さそう。旧式含めてリンクを置いておきます。
まとめ:キャッシュレスライフで物理的にも、経済的にもスマートに
購入して半年以上たち、また使い始めと新型コロナウイルスによる自粛開始と重なった部分があり、外出頻度が落ちるなどイレギュラーはありましたが、この買い物には大変満足しています。
小銭やカードを持ち過ぎない、小銭が出たら自宅の貯金箱にドンドン入れる。この習慣が身に付けられたことが今年のプチ収穫でした。