こんにちは! 突然ですが、皆さんは仕事で大舞台に立つことってありますか?
スケールや緊張感はそれぞれですが、私は先日、社員総会で新卒に向けてプレゼンをしてきました。弊社はITベンチャーとはいえ200人近くいる上場企業なので、まあまあ緊張しました(しかも初めて)!
今回は当日に向けての私の準備や、当日のプレゼン、その後の感想などまとめました。後日写真が来ればそれも紹介しますね。
新卒入社式の一週間前に声をかけられた
私が作業しているとチャットツールSlackに会社のブランド推進室から突然連絡が入りました。
弊社ブランド推進室は就活イベントや会社合宿など社内イベントも管轄している部門なのですが、2019年度の入社式で私にライトニングトークをして欲しいようです。
>>4/2
おつかれさまです
4/12金 16:30-17:00 GRID 6Fでガイアックス社員の集まりで、ライトニングトーク5分お願いすること可能でしょうか?個人のブランディングが重要という中で、その代表格であり、かつ、親近感が持てる!
そんな背景からです
いやいや急すぎワロタwww テーマ決めからプレゼン資料作るのに既に予定パツパツ。
趣旨も全然よく分からないけど……ただ、とりあえず翌々日には発表内容の骨子を送付してフィードバック日を勝手に入れておきました。
基本的に「新卒社員はイエスかハイしか言わない!」「声かけられるうちが華」教育がインストールされていたし、そこでフィードバックをもらわなかったら間に合わないので連絡を受けたら走り出していました。
登壇前はやっぱり緊張する
私は大学生の頃に学校公式の組織で人前に立つ役職、いわば学級委員長のような立場にいました。なので登壇経験数は比較的少なくないのですが、それでも緊張はしますね(笑)。
ここで発表かー pic.twitter.com/TDsHhUZGBS
— 小東真人(こひ) @靴磨くマーケター (@gxsoc_kohigashi) 2019年4月12日
新卒9名が各々個性的で面白い発表をした後、ライトニングトークがすぐ始まりました。私は4人中3番目という嫌なポジションでした。
喉は渇くし、発表内容は飛びそうだし、手汗はすごいし。ただ「やってやる」「この会場を全員ビビらせてやる」と思って頭のなかはロックをガンガンかけて壇上に向かいました。
「新卒よ、お前らは3年後、俺のように暴れた社員になれるんだぞ!」と心のなかでつぶやいてマイクを取りました。
発表内容をほぼ全文書き起こし
ここからは要点を掻い摘んで、当日話したことをそのままのセリフでできるだけ再現します。
導入
まず、新卒の皆さん。入社おめでとうございます。
私のおかげで、ガイアックス新卒は「靴磨きが上手い」というブランドが一人歩きしています。皆さん靴磨きを頑張って覚えてください。
今日はそんな「ブランド」について、どうやって作るのか、作ることで何が得られるのか発表していきたいと思います。
まず私はソーシャルメディアマーケティング事業部で、オウンドメディアを運営してお問い合わせを獲得する、マーケティングの仕事をしています。
ですが、本日は本業ではなく、複業にフォーカスした話をします。
なぜ、どんな複業を、どういう風に進めているのかお伝えしましが、コアメッセージはとにかく一つ。「死ぬほど本気でやれ」です。
もうこれだけ持ち帰ってもらえればと思います。
入社当時の思い込み
私は入社当時、勘違いをしていました。すごい社会人になりたい。「とにかく目立つ」必要があると思っていました。
私は少ない脳みその容量で考えました。当時テレビではマイクを持って人をディスるテレビ番組が流行っていました。これだ、と。
私もビジネスパーソンが集まるラップ大会に出てみました。新卒3ヶ月目です。会場がめちゃめちゃ盛り上がりました。
初戦。初戦クリティカル負けでした。ボコボコにされました。
でもタダで帰ってきたわけではありません。学びがありました。
強くて魅力的なビジネスパーソンには、強烈なミッション観と仕事へのバイブスがありました。
仕事には気持ち、バイブスが大事なんですね。なのでまずは本業を頑張ることにしました。
まずは仕事に真剣になれ
冒頭で言いましたが、私はお問い合わせを獲得するマーケティング業務をしています。
ひたすらに企画して、取材して、編集して、ライティングもして、自分で企業さんを呼んで登壇もしました。
そこでメディア運営の基礎やタイムマネジメントを学び、おかげでPVや問い合わせ数は右肩上がりで伸びていきました。
ただ、SNSの専門家として勉強をしていくと、企業の情報発信ではなく生活者の生の声の方が人びとに刺さると分かってきました。インフルエンサーなんて方々もいますよね。
個人の時代が来ます。それなのにSNSのプロがソーシャルを使いこなせていないのはマズイ。うちの部署は立ち上がりました。私も手を挙げて走り出しました。
手を挙げたからには、全速力
とはいえ、私は何を発信すればいいのか。考えました。私はガイアックスに入る前に革靴の販売員を4年近くやっていました。
この革靴について、コーディネイトや手入れ、磨き方をひたすら発信するしかない。全部コンテンツにする覚悟でした。
まず部署のチャットツールで、部屋を作りました。SNSを育てるための部屋です。
そこで私は育成目標を掲げて、ひたすら革靴についてつぶやき続けました。革靴専用のアカウントで、です。
コンテンツが無かったので社内の営業さんの靴を磨くようになりました。
磨く靴が足りなくなったので、社外にも行くことにしました。
ただ、これだけで終わりません。
Twitterのオフ会に参加してそれを記事にしたり、有名なブロガーさんのイベントに参加して、革靴を愛を語りにいき、
それがきっかけで商品をプロデュースするまでになりました。まだ終わりません。
私は本業がマーケティング一本だったので、営業経験は無かったのですが自分の営業資料を作りました。
なんとなく自分の課題意識をまとめただけの資料ですが、熱量が響いたのかもしれません。
なんと革靴メーカーから企画をいただけ、大好きな革靴を仕事でもらえました。本業ではないですよ。
しかしまだまだ夢の途中です。私は「革靴伝道師」として夢があるので、本業とは別にOKRで目標を立て進捗管理しています。
忘れないように行動管理もしています。
そうして自分のメディアでどんどん発信し続けようと思っています。これは私が最近作った自分のブログです。
総括
まとめます。
私は当初ただ目立ちたかった。でも本業の打ち込むなかで熱量を入れたい、バイブスが沸き立つものが分かりました。
なので、握るものがマイクからブラシに変わっただけなんです。
そしてただ「死ぬほど本気でや」っただけなんです。
ガイアックスの新卒のなかから、自分のブランドを確立してタレントとなる人材がひとりでも多く出てくることを切に願っています(ここでベルが鳴る)。
ありがとうございました。
参加者の皆さんからの感想(一部)と一言返信
会社ではプレゼン終了後にウェブアンケートが発行されていて、会場・ウェブ視聴者両方からコメントがかなり入ってました。抜粋して紹介します。
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こひがしさんの新卒からの変化を聞いて奮い立ちました!革靴アカ、いつも見てます。
→え、見ているんだwwハズイww
プレゼンをされているとき、小東さんの革靴への思いが強く伝わってきて聞いていても熱くなりました!
今度革靴を買うとき、手入れするときは相談させてください!
→マジでいつでも来ていいよ。ありがとう。
素晴らしい成長の勢いだよね。好きだからこそ続くよね!どんどん磨いてこ!色んな意味で。
→「色んな意味で」w ありがとうございます、皆に応援してもらっているおかげです。
一つ一つの施策や分析をもっと知りたくなりました!!
→どちらかというと仕事の話かな? いつでも!
Let’s make you famous 🙂
→Thanks, I must be so in the near future:)