中古の革靴を復活させよう! 「#中古靴を買って磨く会」の発足の裏側

革靴・靴磨き

革靴が好きで靴屋に行く人は、まあまあいるでしょう。

ただ、中古の革靴を買って復活させることを楽しむ人はどれほどいるでしょうか。

そういった偏愛を持つ私が、半年以上前にnoteで書いた記事をリライトしてみることにします。

 

「#中古靴を買って磨く会」を作った理由

革靴の市場は年々縮小傾向にあります。人口減少やスニーカー台頭に伴い、国内の出荷台数はどんどん低下しているんです。

履けば履くほど足にフィットし、見た目も育っていく革靴はもはや人生の相棒です。こんな楽しい革靴の文化を味わわずに一生を終えるのはもったいなさすぎる。

「革靴人口を増やす」というミッションを持つ私は、その一つの切り口として「中古靴」に目を付け、Twitterアカウントをつうじて2018年2月に発足させました。

 

背景:古着屋巡りが好きだった

私は古着屋さんを巡るのが好きです。古着屋さんの革靴のラインナップは、店舗によって個性があって、見ていて楽しいものです。

例えばアメリカンスタイルのお店にはオールデンやG.H.バスが並んだり、フレンチカジュアルを意識しているお店ではパラブーツがたくさん置いてあったり。

また、ブックオフアパレル館やトレジャーファクトリーなど大手の古着買取店では、一店舗のなかに非常に多種多様なブランド靴が集まっていて、いわば「中古靴の図書館」にでもいるような気分になれます。天国ですね。

私はひとつでも多くの種類、様々な状態の革靴を観たくて、ふらふらと見て回るのが習慣になっています。

■コメ兵(KOMEHYO)新宿アネックス店取材記事
http://fullbrogue.jp/review_komehyo_shinjuku_annex/

 

きっかけ:中古のグレンソン(GRENSON)との出会い

私は実際に足を通して吟味した靴以外買わないようにしていました。そんなある日、ブックオフでグレンソンという英国靴に出会いました。

グレンソンは現在日本では大塚製靴が生産をしていますね。茶色のストレートチップで余計な装飾がなく、佇まいが素敵でした。

「8D」というあまり馴染みのない表記でしたが、それが日本語で言うところの「ちょっと細みの27cm」を指すと分かり、試してみました。

 

——えっ?

 

履いた瞬間に「これは買わないといけない革靴だ」と思いました。それくらいぴったり。また値段も10,800円という安値。

「もう私が買わないと誰かに持っていかれる」と直感したのです。

 

実演:「#中古靴を買って磨く会」開始

そのグレンソンを引っ提げて、Twitterのモーメントを使ってお手入れを発信しました。

磨く様子を全部写真でおさめてシェアしていきました。

紐を取ってアルコール除菌

リムーバーですっぴんに戻す

デリケートクリームと油性クリームで潤いと栄養を与える

ワックスでコーティングする

ちなみに、この時買ったグレンソンは今も主力です。先日ハーフラバーとトップリフトの修理をして、より頑丈になって帰ってきました。

 

ぜひ参加いただきたい「#中古靴を買って磨く会」

その後、私の様子を見ていたフォロワーさんが「自分も参加したい!」と言ってくださいました。とてもうれしかったです。

革靴の文化を伝え、裾野を広げるのが私のミッションなので、ハードルを上げることは絶対にしたくなかったので基本だれでも参加OKにしてどんどん広めてくれることを望みました。

※この記事を読んでいるみなさんも、気が向いたらぜひハッシュタグを使ってポストしてくださいね!

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