今日は自宅で読んでいたマーケティングの本が面白かったので、革靴メーカーの企画部員の気分になって、書いてみました。
題して、「ぼくが考えたさいきょうの革靴」。こういう革靴あったら若者に売れるんじゃないかと小一時間(少ないw)考えてみました。
消費者の「インサイト」とは
皆さんは「インサイト(insight)」という言葉を聞いたことはありますか?
私のお仕事している、広告・マーケティング業界用語では「消費者を動かす隠れた心理的欲求」という意味になります。
インサイトは、顕在化された欲求である「ニーズ」とは異なり、無意識的な充たされない気持ちを指します。
今回「『欲しい』の本質:隠れた心理『インサイト』の見つけ方(大松孝弘・波田浩之)」を読んで数多くの気づきがありました。
デコムの社員です。ご一読ありがとうございます。大松も喜んでおります。
— 松本健太郎@「噓をウソと見抜け…」発売中 (@matsuken0716) 2019年1月1日
なので、自分が革靴メーカーの企画部だったら?という体で、本の内容を実践してみることにしてみます。
私が企画部員なら、提供すべき価値は何か
企業は消費者の無意識的な充たされない気持ち、つまりインサイトを特定し、商品開発に反映させ、魅力的な商品サービスを完成させます。
例えばAKB48を例にとると、オタクたちの「会えないアイドルへの憧れをまわりに煽られることにウンザリしている気持ち(インサイト)」に対して、「会いに行けるアイドル」というサービスを提供し、秋葉原に常設劇場や握手会を行うわけです。
では、「会えないアイドルへの憧れをまわりに煽られることにウンザリしている気持ち(インサイト)」に当たる、革靴メーカーが解決すべき消費者の課題・欲求は何だろう?
それを以下で考えました。
自己表現欲求を充たすカスタマイズ革靴
「革靴人口」を増やすことが私のミッション。今回はターゲット層を「若者、新社会人」に設定しました。
AKB48が「会えないアイドルへの憧れをまわりに煽られることにウンザリしている気持ち(インサイト)」を充たしたように、
仮定として、私は若者に下記のインサイトがあると見い出しました。
- ファッション、スニーカーが好きな若者にヒアリングした(仮定)
- そこで他人とは異なる、他人が持っていない靴に魅力を感じると判明(仮定)
- 革靴は友達や同僚と種類が同一に見えるため独自性が抑えられて、自己表現できず嫌だ
そのため、革靴メーカーは下記のような努力をすべきかと。
- 提供すべき価値は【他人と被らない、イメージ通りに見た目をカスタマイズできる革靴】
- デザイン、トゥ、ピッチ幅、糸の色、ブローグの形など、3万円以内で選択可能
イメージはナイキのカスタマイズシューズの、革靴版でしょうか? エイジングイメージや着用例が画面に表示されれば、なんだか選びやすくてワクワクしそう。
最後に:マーケター職の私ができること
私はこのメディアをつうじて革靴メーカーや靴磨き職人さんへの取材するだけでなく、
本記事で取り上げたような一般消費者の声、つまりインサイトを収集することを今年の目標にしています。
肌感ないんだけど大企業勤めの人って
時計とか車を上司より高価なモン身に付けないよう、ちょっと配慮するて不文律のマナーあるのかな?
→これがあるなら、革靴も(可処分所得の理由もあるけど)年次によって若干買うランク決まってくるのかね?
1、2年目には五万くらいの二足で我慢しなきゃ的な?
— こひ先生 @革靴伝道師 (@k_leather_lover) 2019年1月1日
上記ツイートも、その一環です。これを企業に提案したり、自分でクラウドファンディングなどで形にできないか常々考えています。
どうぞ、ご興味ある方はラフにご連絡いただけますと嬉しいです!
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