靴磨き本は色々ありますが、定番と言えばこの本「靴磨きの本(長谷川裕也)」です。
著者の名前を知らなくても「本だけは持っている」という方もいそう。それくらいの名著です。
かく言う私もこの本を見て、YouTubeを見て、最後にプロの靴磨き職人に質問しに行って、少しずつ靴磨きできるようになりました。そんな自分としても思い出深い作品を紹介していきます。
本の概要
- 筆者:長谷川裕也(はせがわ ゆうや)
- 発行日:2016年7月9日
- 発行所:株式会社亜紀書房
私の知る限り、靴磨き系の本の走りとなったパイオニア的な本。「靴磨きの本」という超大味なタイトルも納得です。
書店はもちろん、ハンズの革靴手入れコーナーに教科書ポジションで置かれる定番です。
私は新社会人になる後輩とか、革靴に興味持ち始めた同世代の友人に「これ取りあえず読めばいいよ」と渡しています。
おすすめポイント
基本に超忠実:ケアとシャインに分けた解説
革靴の手入れを二つに大分して、丁寧に解説しているのが特徴です。
ケアは表面の汚れを取って色を入れる。次にシャインは仕上げとしてワックスを入れて水で研ぐ。知っている人としては当たり前ですが、自分にとって意識改革を起こしてくれた本です。
この一連の流れが大きな写真とともに分かりやすく紹介されています。若干、自社商品の宣伝色がしますが、
革靴との付き合い方:「この一足」の見つけ方など
慣れない人にとって、手入れはどうも億劫になりがちです。
この本の面白い点は「10年付き合える相棒を見つけよう」という章タイトルから始まるページがあり、ストレートに磨き方だけ伝えているわけじゃないことです。
多くの人が履きつぶしがちな革靴との付き合い方、また履き続けられる革靴の選び方など、端的にまとめられています。
靴は生活必需品でもあるけれど、長く付き合っていくことができる相棒でもある。人生をともに歩むパートナーだ。靴を構成する素材である革は、年月を経るほどに味わいが出て、長持ちする天然素材だ。
この辺りの表現は結構参考にしています。
こんな人に買って欲しい
- 靴磨きを始めたばかりの人
- 社会人なりたての友人や家族に靴磨き道具関連をプレゼントしたい人
余談:ご本人にサインをいただきました!
先日、同氏が営む「ブリフトアッシュ」にてサインをしてもらいました。
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