今回も本のご紹介です。革靴好きに知らない人はいない、飯野高広さんの本になります。
人の靴を磨かさせてもらうようになって、「知識付けなきゃ」と思って買った本です。個人的には初心者~中級者向けではないかと思っています。
本の概要
- 筆者:飯野高広(いいの たかひろ)
- 発行日:2017年12月25日
- 発行所:株式会社池田書店
筆者の飯野氏は服飾ジャーナリストとして活躍されており、革靴だけでなく紳士服全般にも造詣が深い方です。
専門家としてAll Aboutで記事を出されていたり、革靴マニアとして「マツコの知らない世界」にも出演なさっています。
本書では、同氏が「『足元についての向上心』が芽生え始めた方に」向けて懇切丁寧に、ときにマニアックな内容も紹介しています。
おすすめポイント
クリームやブラシ、紐の結び方まで徹底的に解説
クリームだけでも下記4つに分けて役割を伝え、具体的な定番商品名も挙げて紹介しています。
- 通常タイプ
- デリケートクリーム
- アニリンクリーム
- ローションタイプ
とにかく自分の手入れ方法以外の周辺情報が網羅されていて助かっています。
これらは初心者はもちろん、人のために靴磨きすることもある、私のような「中級者」が覚えておきたい点ですね。
磨き方とトラブルシューティングが本格的
本のタイトル「靴磨き・手入れがよくわかる本」に違わず、ちゃんと良く分かります。解説も多すぎず、手順も見開きで端的にまとめられています。
「やっぱり飯野さんだな」と思う、素人もマニアも助かる情報が散りばめられています。例えば下記。
- 「化学繊維ブラシは毛先が洗えるのがメリット」「豚毛ブラシを一つで済ませたい場合は、使うたびに台所洗剤で洗浄する」
- 「スニーカーのコバはリムーバーをメラミンスポンジに付けて」「ホワイトレザー部分に顔料入り乳化性クリームを歯ブラシにとって塗る」
特に後者はジェイソンマークでしか、レザースニーカーを手入れしてなかった私には新鮮だった。
こんな人に読んで欲しい
- 靴磨きを本格的に勉強している人
- 革靴の手入れを体系的に覚えたい人
※あまり初心者向けではないと思います…!
最後に
参考になりましたか?
ここからは完全に余談なのですが、筆者の飯野さんについて。疑うまでもなく、本当に素敵な紳士です。
以前同氏が登壇されるイベントが終わったときに、シューサークルを撮ってもらいました。
とても腰の低い方で、イベント後のお忙しい時でも写真を快諾していただいて、嬉しかったです。
いつかブログかイベント、なにかでご一緒させていただきたいと切に願っています。
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